元BAが教える!パラベン、界面活性剤、鉱物油…身体に悪影響のある化粧品は本当に存在する?

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最近、某ファストフード店の異物混入事件・製造過程で不衛生な取り扱いが発覚した事がきっかけで、食の安全について関心を持つ人が増えました。

昨今の不況で、安さばかりが店の人気の理由になっていましたが、今となっては価格より質を求める傾向にありますよね。
では、食の安全ではなく肌の安全は考えた事がありますでしょうか?
最近では無添加・オーガニックの化粧品がブームとなり、たくさんのアイテムが流通しています。
化粧品選びの時、防腐剤(パラベン)や界面活性剤、鉱物油というワードに不安を感じて購入を懸念する人も多い現状です。
でも、それらは本当に身体に悪影響を及ぼすものなのでしょうか?
ここでは肌の安全について考えるきっかけをこのコラムの読者に与えていけたらと思います。



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肌の安全について考えたきっかけ

  

これは筆者の実体験になりますが、BAとして化粧品を販売する仕事をする前の話。
覚えている人も多いでしょうが、お茶石鹸って流行りましたよね。
元宝塚女優の方がCMに出演していた、あのお茶石鹸です。
当時はCMもバンバン流れていて、口コミでも評判が上々。
あのもっちりとした泡に惹かれて、1回だけ注文した事があるんです。
ですがこの注文をした数日後に、この石鹸が自主回収される事態が起きたんですね。
それは、ある期間内で販売されたお茶石鹸に含有される小麦加水分解物により小麦アレルギーの発症を訴えた人が増え、厚生労働省が注意喚起したことがきっかけでした。
幸い、筆者の肌には何の問題もなかったのですが、
この被害にあったという人は、今でも相当苦しい生活を強いられているといいます。
「小麦を使ったパン、麺類すべて食べられなくなった」と、小麦アレルギーになってしまう被害のほか、発症者の半数が呼吸困難や血圧の低下、一時的な意識障害を起こしたと言われています。
世間でも、ベストセラーの石鹸が多くの被害者を生んでしまったという事実に衝撃が走ったのを今でも覚えています。

筆者が肌の安全に考えるきっかけになったのはこのお茶石鹸です。
(※今、このお茶石鹸は配合している成分を変更して再販されており、現在でも販売を続けております。)

この事件の後も、筆者がBAになってから店頭でお茶石鹸を売る立場になりました。
でも、多くのお客様から「このお茶石鹸、大丈夫なの?」という声をたくさんいただきました…。
他メーカーにまで影響を及ぼす大事件になっていたとは。

今ではあの事件もすっかり沈着化したものの、肌に敏感な人は化粧品に配合される成分に不安を感じる人も多いと思います。

肌に安全な化粧品とは何か?

  

では、肌に安全な化粧品とは一体何を指すのでしょうか?
冒頭に触れた無添加、オーガニック化粧品のことでしょうか?
実は、単に無添加だから、オーガニックだからと言って完全に肌に安全とは言い切れないのが現状なのです。

化粧品を選ぶ時に、パッケージやパンフレットでどんな成分が配合されているのか…くまなくチェックした経験はありませんか?
例えばヒアルロン酸、プラセンタなど美肌に良い成分が記載されているのを見て、その化粧品の情報を得ることはできますが、【パラベンフリー】【鉱物油不使用】などといったワードを見つけるとより安心することもあるでしょう。

ところが、中には成分表示が全くされていない化粧品が存在するのです。
その化粧品とは…【医薬部外品】【薬用化粧品】のこと!
薬用と聞くと、肌に安全という印象を受けますが、それにもかかわらず成分表示がまったくされていない謎めいた化粧品ですよね…。

薬用化粧品について

ではなぜ薬用化粧品には成分表示がされていないんでしょうか。
それは、【薬事法】によって広告表記が定められているからなんです。

まず、普通の化粧品と薬用化粧品の違いについて。
普通の化粧品は肌に水分を補い、保湿をするなどの機能がありますよね。
薬用化粧品はそれらに加えて【肌荒れを防ぐ】【ニキビを防ぐ】といったような【薬用効果】(予防など)があります。
薬用化粧品(医薬部外品)は全成分を厚生労働省へ提示し、承認を受け製造が許可されます。
ですが【指定成分】と言われる〝この成分は人によってアレルギーが起こる可能性がありますよ〜〟というものが配合している場合を除き、【全成分表示義務がない】んです!
(指定成分の例・セタノール、サリチル酸、エデト酸塩など)

ということで全成分表記がされていない薬用化粧品に不安を覚える人もいるでしょうが、きちんとした機関で承認され販売されている化粧品ですので心配はいりません。
薬用化粧品を購入する際は指定成分の有無を確認すると◯。

薬用化粧品と普通の化粧品、効果の大きさは?

もちろん、普通の化粧品よりも薬用化粧品の方が肌トラブルを防ぐ効果が大きいため、優劣ははっきりしています。
※考え方として、まず普通の化粧品は【肌を綺麗にする】というもの。

効果の期待できる順でいうと…
普通の化粧品<薬用化粧品<医薬品
といったところ。
例えばニキビを治したい!というときに、化粧品コーナーで売っているクリームにすればいいのか、薬局で売っている軟膏にすればいいのか考えたとき。
ニキビそのものを治療したいなら医薬品を選ぶべきでしょうし、これからのニキビを防いでいきたいなら薬用化粧品を選ぶべき。
いや、ニキビを作らないように美肌を維持する!ということでしたら化粧品を選ぶ…といった具合に、参考にしてみてください!

パラベン、界面活性剤、鉱物油の安全性とは?

少し戻りますが、無添加やオーガニックの化粧品が必ずしも安全とは言い切れないと言いました。
それは無添加を謳っている商品の多くに、防腐・殺菌剤のフェノキシエタノールが使用されているからです。
この成分は、防腐剤に比べると刺激性が少ないと言われていますが、その分防腐作用が弱いため多量に使われているんです。

化粧品は、開封した瞬間から微生物によって徐々に傷みが進んでいきます。
これらを防ぐために、化粧品には防腐剤は配合されているんですね。
防腐剤が使用されている化粧品の多くは、未開封で3年間品質を保つことができます。
ですが、無添加の化粧品は防腐の働きが弱い分使用期限が極端に短いことが欠点。

そして保湿のクリーム、乳液の多くに界面活性剤が使用されていますが、これに敏感に反応する人も多いでしょう。
界面活性剤とは、水と油を混じり合わせる化合物のことを言います。

また鉱物油も不安を感じさせるワードの一つ。
石油を原料として合成、精製された油成分のことを言い、原価が安価なので多くの化粧品に使われています。

ですが最近はこれらの精製技術が向上しており、防腐剤・界面活性剤・鉱物油いずれも安全性が高いものを使用されています。
もちろん、不使用に越したことはありませんが…

「防腐剤って怖い…」と思っている人でも、知らない間に歯磨き粉に使用されているパラベンに気づいていないものですし、
「界面活性剤って怖い…」と思っている人でも、アイスクリームやマヨネーズに界面活性剤が使われていることに気がついていないもの。
これらは、化粧品のみならず私たちの身近に存在しており、口にする機会も多いんですよ。

ですので、最近の化粧品に対して過剰に不安を覚えることはないのです。

まとめ

ということでウンチクを交えて化粧品の不安に答えていきました。
少しは肌の安全を考えるきっかけとなりましたでしょうか…?
自身の肌に合った化粧品は、必ずしも無添加や薬用化粧品とは限らないので、購入前に店頭でテスターを試したりサンプルやトライアルセットを取り寄せてパッチテストしてみてくださいね。


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